その前にちょこっとおまけ 王子ホールは予想外に小さなホールで、 そしてなんだか変わった趣旨の内装でした・・・。謎・・・。 そして眼鏡持ってくの忘れてそれはもう計り知れないショックを受けました・・・。 大馬鹿私。あんな近いのに。あー。 そもそも場所がわからなくて銀座を彷徨いましたよ・・・(大汗 ホールについてとりあえずパンフを購入。 1500円也。 普通に考えると高いのだけれど、何の躊躇もなく買ってしまいました(笑 そんなこんなで、なんだかなぁという感じではありましたが、 それでもコンサートの中身の方はもう、本当に素晴らしかったと思います。 ぅーん、というか、ハリー・セーバー君の上手さにもう、めろめろです。 このコンサはとにかくハリー君の一言に尽きます。 全体的に大活躍。ていうか独壇場??なくらいで。 ソロはほとんど彼でした。 上手いです。 めちゃめちゃ上手いです。 と言うか、私の好みの高音なのですよ。 伸ばす音のたわめ方と言うか揺らし方と言うか、その表現力が大好きです。 ステージも本当に小さい感じで、 舞台前半にオケ用の椅子や楽譜立て、上手側にハープとオルガン。 舞台後方にひな壇がしつらえてありました。 Choirはみんなその後方ひな壇で歌って、 時々ソロ(と言ってもハリー君だけだけれど)は 気まぐれに舞台の最前まで出てきたりしてました。 プログラムは、前半がクリスマスソング。 まずはキャロルの祭典からProcessionとBalulalowとDeo Gracias。 客席の右の方の席だったので、 舞台下手の扉が開いて、少年たちがスタンバってそんで出てくるところが見えて、 なんだかちょっとアレでしたが、でもステキでした。 歌いながら段を上るのが少し不自然(笑 衣装はミニコンサと同じ。真っ白。ちゃんと8人揃っていました。 そしてミニコンサでもそうだったけど、Processionは誰か数回一人音を外してた・・・(苦笑 皆しっかり歌ってるから、ばればれです・・・。 8人のメンバーでよくぞこれだけ!と思うくらいの声量で、よかったです。 なんか皆気を入れて歌っている感じだった。 Balulalowは言わずもがなのハリー君ソロ。 やっぱりCDのエドとは違った感じでした。 エドワード君はもっとあっさりさっぱり歌いますよね。 ハリー君は抑揚が激し目です。 もっとなんて言うか入り込んでのりのり(ちょっと違う ハープの伴奏で、めちゃステキでしたよぅ! あと前半は通してハープとオルガンだけでしたね、伴奏。 それからきよしこの夜とか荒野の果てにとか普通のクリスマスソング。 ハリー君以外の子がちょこちょことソロやってました。 みんな普通に上手い。 けどやっぱハリー君の歌が一番「上手い」と言うか歌の表情がいいって言うか。 そう、O Holy Nightを歌わないことにしてたみたいです。 ロビーに「演奏者の都合で」とか書いてあった・・・。 何でだ!ハリー君やっぱあの高音もうきついのか!!? 荒野の果てにで最初にソロする左端の子の声がめちゃ好みでした・・・。 上手さとかではもうハリー君Loveなんですが、 声自体はこの子が一番好きだ。 たぶんウィリアム・ブルティール君。いい声。 唯一前回の来日の時にもメンバーだった子らしいです。 15歳。やるなぁ。 それでそれで、このコンサで初めて聴いたのですが、 「A maiden most gentle」。最高。 最後の方に、ハリー君が一人はずれてソロパートを歌うのですが、 この終盤にかけてのソロパートと彼の高音がもう、最高に好かったです。 ていうか上手い!!上手すぎ!!安定してるし、あまりに危なげなさ過ぎてスゴいです。 やたら「アヴェマリア」言う曲なんですけれど、 もーぅハリー君の動きまくる「アぁヴぇェエぇ」にももうめろめろ。 最後の高音もステキすぎぃ・・・・・・。 とりあえずともかくびっくらしましたよ。 それでですね、その後ですよ。 アルバム「blue bird」から三曲。 この三曲が、私にとっては極めつけに佳かった。 blue birdは、bacのアルバムの中で一番お気に入りのアルバムであり、 私が一番最初に少年合唱に出会ったトクベツなアルバムなのです。 まずはMiserereを歌ってくれて。 これがもうそもそもすっごく好きな曲なんですよ。 そんで、ハリー君ソロで。 泣いたよ・・・・・・。 高音部ソロとかでもうぼろぼろ涙が。 すーごぃ、良かった・・・・・・。 低音部をTrebleの声で皆でやっちゃっててなんだかそれはそれですごかったですが、 ぃやもうともかくハリー君のソロがもーう、最高だと思いました。 最高音部も軽々余裕な感じで出てて。感動・・・。 続いて「blue bird」。これも良かった・・・。 合唱部にぽん、と乗っかる「ぁー」。 無論ハリー君でしたが、これがもう本当に、 軽々と空を舞うような「ぁー」なのでした。 青い鳥が見えたよ・・・(何 そしてそして、「Magnificat in G」。 なんだかどれも好きな曲ばっかで、 と言うかまずblue birdの中の曲はどれもはずれなく好きなんだけれど。 これもハリー君ソロパート。 この三曲は、なんかいっぱいパート別れてるとことかも皆上手で 良かったと思う・・・。ぅーん、ぃや、Miserereはちょっとばらんばらんしてたか。 ぅーん、音とか響きとかはキレイなんだけれど、 ちょっとばらばらなとこが多かった気が。 練習不足と指揮者(コナー兄さん)の力量の問題かと思われ。 やーまあともかく、ハリー君のソロにめろんめろんになったのでした。 三曲ずっと、泣きっぱなし・・・。 (しかし隣の連れは船をこいでいたよ・・・こいつめ・・・(笑) そんな感じで、前半はもう大満足も大満足。 後半は最新アルバムからフォーレのレクイエム。 ぅーん、こっちは、ぅーん、なんとも言いがたいかも・・・。 けっこうCDも聴いていたのだけれど、なんだかちょっと馴染めない・・・。 ていうかやっぱり指揮してたコナー兄さんがイキナリ振り返って歌いだすのは 激しくどうかと思いますですよハイ。 あとコナー兄さん、あんなど真ん中最前で歌ってて、 しかも両手が所在無さ気で、 なんだか発表会の子どものように見えて笑えた・・・(何 ご、ごめんよコナー兄さん・・・。 あとやっぱりオケはあの人数には無理がある気がします。 せめて前列にメンバーを並ばせて欲しかった・・・。 Choirの声が聞こえないのですよぅ。 バイオリンも声を邪魔してしまうし。 Sanctusとか特に、ハリー君のソロがぁ!!と思っていた。 アンコールに、まずG線上のアリア。 チェロが前奏を弾き始め、そしてハリー君のソロらしいとわかった途端、 それはそれは嬉しかったです。 そしてハリー君はやっぱり上手かった!!最高だ!! それからアヴェ・ヴェルム・コルプス。 おなじみですがソロにはちょっと伴奏が大きすぎる気がしましたよ。 ていうかぅーん、私はちょっとだれてしまって駄目だった。 ハリー君の歌声は最高なんだけど(何でもそれかよ・・・ あと、鳴り止まぬ拍手にジングルベル歌ったー! bacが歌うとこの、日本人にとっては手垢の付いたようなクリスマスソングですら、 なんだか崇高で上品な曲に聞こえてしまう・・・(笑 「Hey!」って言って欲しかった(何 お辞儀して、お辞儀して、お辞儀して、去っていきました。 ハリー君の笑顔にもめろめろ(何(ていうかそれは駄目だろう 何と言うか、もうちょっと響くと嬉しい・・・というのが一番思ったことでした・・・・・・。 前半も後半もカテドラルとかで聴きたかったです。 個人的には、あんま王子ホールは好きじゃないかもしれん・・・。 |